a002
毎日のように会っていて、おなじ話になる、その話も途絶えたときに、僕は冷たい部屋をしみじみみまわした。そうしていま、華氏九十五度という日の夜とどう思いすましてみても思えない、さぶさぶとしたぞっとしたものを感じてきて、僕は豊中市 水漏れ 高槻市 トイレつまり座りなおした作業員の顔をまともにみることができなくなってしまってた。作業員がなにか聞えぬことを口をもごもご動かして言って僕に笑いかけた、それで僕は「わつ!」といい、「俺はもうだめだ、」と言って立上ってしまった。僕が作業員の手をふりはらって梯子段に足をかけたとき、作業員は引き戻そうと無言で肩に手をかけた。僕がまたその手のしたをすりぬけて梯子段の踏板を掴んだときには、「こどもを頼むよ、」と軽く肩を抑えてから、身をひるがえして部屋に戻った。ぱちんと電気を消す音を聞きながら僕は梯子段をすべり落ちるようにおりてしまった。出合頭に唐紙が開いて作業員の家族達の顔をみたが、「もうだめです、」「僕はもうだめです、」と僕は顔で二階のほうをさして夢中で洗面所に帰って布団のなかにもぐりこんでしまって「なに、いつものなんで、大丈夫ですよ、」と言っていた作業員受付と葛飾の声をたよりに、明日またのぞいてみようと思いながら、二十三日はこわくてどうしてもゆけず一日宿にころがっていた。
トップページへ